継続的な専門的な能力の向上

基準

継続的な専門教育の奨励

内部監査人は、継続的に専門能力の向上に努めなければならない。内部監査人の国際資格であるCIAの取得は、自己研鑚として奨励されている。

適用準則(1230):継続的な専門的能力の向上

内部監査人は、継続的な専門的能力の向上を通じて、「知識、技能およびその他の能力」を高めなければならない。

  1. 内部監査人は、自らの熟達した専門的能力をさらに高め維持するために、継続的な自己教育を行う責任を有している。内部監査人は、内部監査人協会(IIA)「専門的実施の国際フレームワーク(IPPF)」のガイダンスを含む、内部監査に関する基準、手続き及び監査技法に関する内容改定や最新の動向について精通しているべきである。IIAなどの専門職団体への加盟、参加及びそこでのボランティア活動や、コンファレンス、セミナー及び、社内の教育課程の参加を通じて、継続的な専門能力の向上(CPE)を達成することが出来ると考えられる。
  2. 内部監査人は、適切な専門的認証を取得することにより、熟達した、専門能力を証明することが奨励されている。専門的認証とは、たとえば、IIAが提供する公認内部監査人(CIA)の称号やほかの称号に加え、内部監査に関連するそのほかの専門的認証を指している。
  3. 内部監査人は、所属する組織体に特有のガバナンス、リスク及びコントロールの各プロセスに関して、専門的能力を維持する為、(所属する組織体の活動や業界に関連する)CPEを追求していくことが推奨される。
  4. 情報技術、税務、保険数理、システム設計などの、専門分野の特別な監査及びコンサルティングの業務を遂行する内部監査人は、専門的能力をもって内部監査の業務を遂行できるよう、特別なCPEに取り組むことがある。
  5. 専門資格を有する内部監査人は、保有に応じた要件を充足するよう、十分なCPEを確保する責任がある。
  6. 現在、適切な資格を有していない内部監査人には、専門資格の取得の為の教育プログラムへの参加や自己学習の実施が推奨されている。

<継続的な専門的能力の向上のまとめ>

原則(内部監査人の責任、義務)

  • 自らの熟達した専門的能力をさらに高め維持するために、継続的な自己教育を行うこと
  • 内部監査に関する基準、手続き及び監査技法に関する内容改定や最新の同子について、精通していること
  • 保有資格に応じた要件を充足するように、十分なCPEを確保すること

資格取得に関わる推奨事項

  • CIA、その他監査に関連する専門的認証を得て、熟達した専門能力を証明すること
  • 適切な資格を有していない内部監査人は専門資格の取得の為の教育プログラムへの参加や自己学習を行うこと

継続的な専門教育(CPE)に関わる推奨事項

  • 組織体に特有のガバナンス、リスク及びコントロールの各プロセスに関して、専門的能力を維持する為、CPEを追求していくこと
  • 専門分野の特別な監査及びコンサルティングの業務を実施する場合、特別なCPEに取り組むこと

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