独立性と客観性(1100)

基準

内部監査部門の独立性と内部監査人の客観性の確保は不可欠である。「内部監査の専門職的実施の国際基準」(以下「基準」という。)では、1100で独立性と客観性についての総論を規定し、以下の4つの側面からそれぞれの基準を定めている。本記事は独立性と客観性(1100)の総論のまとめである。

  • 「組織上の独立性(1110)」
  • 「取締役会との直接の意思の疎通(1111)」
  • 「個人の客観性(1120)」
  • 「独立性または客観性の侵害(1130)」

「基準」1100:独立性と客観性

内部監査部門は組織上独立していなければならず、かつまた内部監査人は内部監査の業務の遂行にあたって客観的でなければならない。

解釈指針:独立性と客観性(1100)

解釈指針における独立性とは

独立性とは、公正不偏な仕方で内部監査の職責を果たすに当たり、内部監査部門の能力を脅かす状態が存在しないことである。内部監査部門の責任を有効に果たすのに必要なレベルの独立性を確保するために、内部監査部門長は、最高経営者および取締役会に、直接かつ制約なくアクセスすることができる。このことは、内部監査部門長が両者に対する2つの報告経路を持つことにより実現できる。独立性への脅威は、個々の内部監査人、内部監査(アシュアランスおよびコンサルティング)の個々の業務、内部監査部門および組織体全体の、それぞれのレベルで管理されなければならない。

「内部監査の専門職的実施の国際基準」1100 独立性とは

解釈指針における客観性とは

客観性とは、内部監査人の公正不偏な精神的態度であり、客観性があることにより、内部監査人は、自己の業務(work)の成果を真に確信し、かつ品質を害さない方法で、個々の業務を遂行することができる。客観性は、内部監査人に対して、監査上の諸問題に関する判断を他人に委ねないことを求めている。客観性への脅威は、個々の内部監査人、内部監査(アシュアランスおよびコンサルティング)の個々の業務、内部監査部門および組織体全体の、それぞれのレベルで管理されなければならない。

「内部監査の専門職的実施の国際基準」1100 客観性とは

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